ショートストーリー:−ひるのねざめ様イラスト「紅葉」に寄せて−

”誕生日当日、「…起こしてくれ…」
と手を差し出して甘えるカルロ様。”(ひるのねざめ様コメントより)

この続きを どうぞ・・・!?


しずく様 版(聖誕祭掲示板より お許しを得て抜粋)

照れ笑いしながら、言うとおりに起こそうとする蘭世の手を
カルロは引き寄せた
「きゃっ」
バランスを崩してカルロの胸に倒れこむ蘭世
「ちゃんと起こしてくれないと…こんなことをしたくなるだろう?」
カルロは蘭世の背に片手を回し
空いた手で前髪を持ち上げ額に軽くキスをした
「もう、カルロ様ってば〜〜〜///」



悠里 版(膝枕編:硝子様始め皆様のカキコよりヒントを頂きました)

蘭世はにっこり笑って横たわるカルロの側へちょこんと座り込む。
足下は ふわふわの落ち葉の絨毯。
「?」
「それより・・ここに どうぞ。なんて・・・えへへ」
そう言いながら蘭世は自分の膝を軽くぽんぽん、と叩いて指し示す。
その顔は、照れ笑いで紅葉色・・・
カルロは悪戯っぽさを笑みに混ぜてチラ、と蘭世を見上げてから
いそいそとその小さな膝に頭を乗せる。
「ふふ、髪に、紅葉ついてる」
優しい笑顔でそう言うと蘭世は金髪に映える紅葉を一枚一枚丁寧に外していく。
そのすぐそばでの仕草に カルロは頬を緩める。

ふわり

「あ・・いい風」

また心地よい風が吹き・・それは舞い散る紅葉を二人のまわりに運んでくる。
二人が見上げる青空に いつまでも ひらひら ひらひらと
紅葉は秋の彩りを添えていた・・・。



素敵なイラストをお寄せ下さったひるのねざめ様、そして萌なカキコをして下さった
しずく様はじめ掲示板ご利用の皆様、本当に有り難うございました!
この場をお借りして 御礼申し上げます。



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