ここは、人間界と魔界をつなぐ死神トンネル。
その中を 雲を操り移動する黒マント姿の人物があった。
他にも同じように飛ぶ姿の者があちこちに見えるが
彼の場合はまるで漂うようで今日はいまいち気合いが足りないようだ。
「うーん 日本は蒸し暑いよなぁ・・・」
ウエーブのかかった銀灰色の長い髪を鬱陶しげに大きな手でかき上げる。
その横顔はひとなつこそうな印象で結構男前・・・そう、死神ジョルジュだ。
日本は真夏で、日本での仕事が最近多かった彼は夏ばて気味だ。
彼は今日の仕事を終え帰宅の途中だった。
どんよりした目でなんとなく下界を見やると見覚えのある風景が広がっている。
「おっ ここかぁ・・」
気が付けば久しぶりに江藤家上空を飛んでいたのだった。
ふと心に、その家の娘・・蘭世のことが浮かんだ。
鈴世のガールフレンドの命を助けたときからの知り合いで、ゾーンとの戦いでも
何度か顔を合わせた彼女だった。
感謝のしるしにと頬にキスをしてくれた事が忘れられない。
そして、いつも誰かのために一生懸命な彼女には、ついつい視線が行ってしまうのだった。
ただ、彼女はすでに他の男のものだが・・
(あいつ元気でやってるのかな?)
普通だったら蘭世は嫁ぎ先のルーマニアにいるはずだ。
ジョルジュはどうせ会えないよな・・と あきらめ気分で ふうっ とため息を付いた。
「まさかいないよな・・はは」
ところがだ。
「・・・・あれ!?」
江藤家の中にぼんやりと蘭世の姿が見えたのだ。
ジョルジュは思わず身を乗り出して下を覗き込み、
蘭世の部屋上空に自分を乗せた雲を寄せて留めた。
(実家に戻って何やってるんだ・・・?)
彼女は部屋にひとりきりだった。
蘭世はペンギンのぬいぐるみを抱いてベッドの上にぼんやり座り込んでいる。
つややかな長い黒髪も かわいらしい横顔も相変わらずだ。
(変わらない?・・いやいや、最近また急に綺麗になったよなぁ)
幸せなんだろうなあ・・とも思うのだが 今日の彼女の表情はどことなく虚ろだった。
蘭世といえば見かけるたびにカルロのそばで幸せそうにしていたから
ひとりきりでぼうっとしている姿は珍しく、ジョルジュの心に引っかかる。
(どうしたんだろう?)
ジョルジュがそう思ってのぞき込んでいるうちに・・
ぽろりと 涙。
蘭世の開かれたままの大きな瞳から涙がひとつ零れ・・頬を伝い落ちたのだ。
(おいおい!?)
ジョルジュは思わず・・下界へ 降り立っていた。
「蘭世!」
「ひええええええ!?」
蘭世はジョルジュの突然の出現にパニックだ。
彼女はぬいぐるみを放り出し立ち上がり損ね・・ベッドから転げ落ちていた。
ジョルジュは心配のあまり蘭世の部屋へ降り立ったのだが・・
彼女の方は自分の部屋でぼおっとしていたところに黒い大きな人影が
目の前に現れたものだから驚くのも無理はない。
「び・・び・・びっくりしたぁぁ」
「あっ・・わりぃな これじゃサンドと一緒かぁ?」
ジョルジュはおどけた笑顔で、片手で頭をぽりぽりと掻くまねをする。
床に転がった蘭世はまだ目を白黒させていた。
「でもそんなに化け物見たみたいに驚かなくても・・・傷つくなぁ」
ジョルジュが少し拗ねた顔をしたとき、蘭世は漸く普通に言葉がでてきた。
「え・・あ 死神さん・・じゃなかった」「ジョルジュでいいよ」
蘭世は立ち上がり服の埃を払いながらジョルジュに笑顔を向けた。
「ジョルジュ、久しぶりね!・・元気だった?」
「あ、ああ。」
ジョルジュは蘭世に笑顔を向けられて少し照れくさくなる。
彼の笑顔にもほんのり赤みがさす。
「たまたま通りかかったら こんなところに蘭世がいたんで・・」
(こんなに笑顔で・・俺の取り越し苦労かな)
一度ジョルジュは言葉を切り、続きを言おうかどうしようか数秒迷った。
(やっぱり訊いてみないとな!)
「その 珍しいなと思ってさ・・・ひとりで里帰りなんて・・旦那と喧嘩でもしたのか?」
「ううん! 違うの違うの。」
蘭世は最初”えっ!?”と驚いていたが数秒で気を取り直し
真っ赤な顔をしながらも笑顔で首を横に振り、手もひらひらと否定の意味で振っていた。
(ほんとに違うのかぁ???)
「あっ ジュース飲まない?持ってくるー」
飲み物を取りに部屋を出ていこうとする蘭世をジョルジュは慌てて留めた。
「いいよいいよっ 気ぃつかわないでくれ!・・ところで旦那はどうしたんだ?」
そう声を掛けると、蘭世は立ち止まり、すこし顔を曇らせる。
「うん・・また長期出張なんだ。ちょっと寂しくなってこっちに帰ってきたの」
「ふーん・・それで旦那に会えないからちょっとしょげてたんだな。ごちそうさん!」
にやにやと笑うジョルジュに蘭世は真っ赤だ。
「んもう!ジョルジュったら!」
(でもひとりでほんと寂しそうだったよなあ・・)
その、ひとりでぼんやりとしていたときの寂しそうな顔が、ただカルロがいないから だけだとしても、
ジョルジュはとても彼女を放っておけない気分になっていた。
「おやじさんたちは?姿が見えないようだけど」
「鈴世は臨海学校で、お父さん達は温泉旅行みたい。帰ってきたけど空っぽなの」
ジョルジュはふと、良いことを思いついた。
ぽん、と手を打ってジョルジュはにっこりと笑う。
「今からちょっと俺につき合わない?」「えっ!?」
「10年に一度咲く虹の花が今咲いてるはずなんだ。」
「虹の・・花?」
「そう!正式名は”虹萌草(にじもえそう)”。 ひとりで見に行くのも寂しいなと思ってたからさ」
最初とまどった顔をしていた蘭世だが、”10年に一度の花”に興味津々だ。
一挙に彼女の瞳が輝いた。
「うん!行く〜!!」
「じゃっ 出発しようぜ」
ジョルジュはウインクをして親指を立てLet's go!というジェスチュアをする。
「え?今から行くの!?」「当然!思い立ったが吉日っていうだろ?」
二人の身体は霧のように消え、次の瞬間、死神トンネルの中の雲の上に現れた。
「わー 魔界へ行くのも ひさしぶりー」
蘭世はきょろきょろと物珍しげにトンネルの中を見回している。
「ねえジョルジュ、虹の花ってどこで咲いてるの?」
「魔界の東の森の奥にある滝の真ん中だよ。ただし断崖絶壁の真ん中。」
「え?・・・ちゃんとたどり着けるの?」
「ほら、この雲で飛んで行けばちょろいちょろい。」
そんなことを話しているうちに、二人は魔界へ到着したようだ。
突然、目の前が明るく開けたのだ。
「うわあーすっごく見晴らしがいい〜」
結構高いところへ出たらしく、眼下には魔界の風景が大きく広がっている。
「では、出発〜!」
ジョルジュが陽気にそう言うと 雲はある場所へ向けて急降下を始めた。
「ひゃああああ〜」
蘭世はまるでジェットコースターで降りているような心地だ。
彼女は慌てて、思わずジョルジュの裾にしがみついてしまう。
(どきっ)
そんな思いがけない蘭世の行動に、少しジョルジュは照れてしまうのだった。
「ほ・・ほらっ 蘭世ついたよ!」
ぎゅっと目をつぶっている蘭世にジョルジュはうわずった声をかける。
おそるおそる目を開けた蘭世は・・・目の前の光景に圧倒された。
「ひゃあーすっごーーい!!」
それは壮大な滝。
高さも相当あり、横幅もまるで川の流れのように長く長く、うねりながら遠くへ連なっていた。
遠くの滝は、かすんで細く小さく見えるほどだった。
「まるで これってテレビで見たことある・・えと・・ほら!ナイアガラの滝みたい〜」
「ははは・・そういやそっかなー!?」
蘭世の嬉しそうな顔にジョルジュはまずはひと安心だ。
「じゃあ目的地へ行こうか!」
そう言いながらジョルジュは、さらに滝へと近づいていく。滝音がどんどん大きくなる。
「きゃー水しぶき冷たい〜気持ちいい!」
小さな子供のように蘭世は無邪気に喜んでいた。
「おっ 開花に間に合ったみたいだな」
それはひまわりほどもある大きな丈の植物だった。花もやはりひまわりほどの大きさだったが、
蕾の形はどこか百合の花を思わせた。色は白地だが見る方向によって玉虫色に輝いている。
それが、ゆっくりゆっくりと・・・それでも目に見える早さで膨らんでいく。
そして、俯いていた蕾は、大きく天に向かって花開いた。
「すごい!綺麗で立派な花・・!」
虹の花が完全に開いた途端。
花がランプのようにやわらかな光を灯すと、そこから七色の細い帯のような光が
空へ空へと向かって伸び出した。
「わあ・・!」
やがて光が空中で大きくカーヴしたかと思うと、滝全体へ大きくて美しい虹の橋をかけたのだ。
「 噂には聞いてたけど、これほどすごいとはねぇ・・・」
美しくて壮大な眺めを、二人とも(ジョルジュも年甲斐もなく!)目を輝かせて
しばらく眺め続けていた。
ちらっ とジョルジュが蘭世の方を見やると・・そこにはキラキラとした目で滝の虹を見る彼女。
思わずジョルジュの、蘭世側の腕が彼女の背後でゆるゆると持ち上がっていく。
だが彼は。
(・・・ここで俺の彼女だったら 肩なんか抱き寄せたりするんだけどなぁ・・・)
指先が肩に触れる直前に思い直し・・引き剥がすような気分で
手を自分の元へ引っ込めたのだった。
そんなジョルジュに気づくはずもない蘭世は、大きくひとつ伸びをする。
「なんだか 景色がおっきくて なんだか 自分が悩んでいたことなんか
すっごくちっぽけに思えてくる・・!」
その蘭世のつぶやきを、ジョルジュが聞き逃すはずはない。
「あ、やっぱりなんか悩んでたなー?!水くさいぞっ」
「えっへへ。」
蘭世は照れくさそうな笑顔になり、そして目を伏せてぽつぽつ話し出した。
「こないだね、ダークに怒られちゃったの。仕事場に近づくなって。
私、ダークの役に立ちたいのに・・いっつも迷惑ばかりかけて、役に立たなくて・・
って 落ち込んじゃってたんだ。」
(蘭世・・・?)
「それにね 私はダークのいる世界に染まらない方がいいんだって・・・。」
「あいつの 世界に?」
蘭世はさらに小声でつぶやく。
「私は もっともっと ダークのこと 知りたいんだけどな・・」
「・・・」
ジョルジュはしゅん・・となった蘭世を見て、あわてふためく。
頭をかきながら、今にも泣きそうな横顔を見ていた。
(わーっわーっ)
頼むよ・・笑ってくれ・・・そうだ!
「なあ、蘭世・・・カルロのいる世界って どんなだ?」
ジョルジュは頭を掻きかき、てへへ笑いをしながら彼女に尋ねた。
黙っていたら蘭世はひとりでどんどん悲しみの淵へ沈んでいきそうだ。
とりあえず素直に疑問を投げかけてみる彼なのだった。
「えっ・・あ ごめんごめん・・ジョルジュ、ダークの仕事知らなかったっけ?」
蘭世は我に返り、涙目で赤い顔のままジョルジュを見上げる。
ジョルジュは首を傾げたまま おそるおそる答える。
「うーん たしか・・マフィア とか 言ってたかな??」
「そうそれ!」
「マフィアって なんだ?サービス業か?」
「えっ」
蘭世はここでこけてしまった。
ジョルジュが人間界のことを知っていそうで知らない事に驚いてしまう。
「うーん・・・」
(どんな風に説明しよう〜!?)
蘭世もどう説明したものかと頭をひねり首を傾げた。
そして蘭世とてそんなに詳しくカルロとマフィアの実体を知っているわけではない。
「えっとね・・・私も難しいことはわかんないんだけど・・・
ダーク達は自分のファミリーを守るために、いつも命がけで働いているの。
みんな拳銃をもって、冷酷で・・・」
「拳銃〜!?やけに物騒だなぁ」
ジョルジュは拳銃については知っていたようだ。
やはり”拳銃”に驚いたようで、ジョルジュは眉をひそめ腕を組む。
「敵対ファミリーはいつもダークの命を狙っていて、そのために私を浚うことも平気・・・」
虚ろな瞳で滝壺を見つめながら蘭世は言葉を紡いでいる。
「そして、私を守るために ダークは容赦なく発砲するし 能力も使う・・・」
「なあ蘭世」
ジョルジュは少しため息を混ぜて呼びかける。
「たぶん・・・もし俺がカルロの立場だったらさ、やっぱりカルロとおんなじように
・・その、命が危険になる”仕事場”に嫁さんを近づけたりしないなぁ。
大事な嫁さん死なせたくないもん」
「それはわかってるの!でも、でもね・・。」
蘭世は少し声を荒げジョルジュに強い視線を投げかける。
「黙って守られてるだけじゃ、ただのお人形さんでしょ?・・私はそれが辛いの。
ダークのためになにか役に立ちたいのに・・・・今のままじゃなんにも出来ないような気がして」
じわーっと、また蘭世の目が潤み出す。
「役に立ちたいから、ダークの世界知りたいのに、その世界に染まるなって なんで・・・!?」
「蘭世・・・」
蘭世の目から涙がひとつこぼれ落ちた。それをぬぐいもせず震える唇をかみしめている。
(ああ、蘭世は全然変わっていないのだな。よかった・・・)
誰かのためにいつも一生懸命な彼女・・・。
そしてその想いが相手に通じなくてもどかしくて、彼女は涙を流している。
泣いている彼女が 素敵だと思えた。
ジョルジュはしばらく、その涙をじっ・・と見守っていた。
やがてジョルジュは考えをまとめると、大きく息を吸った。なるべく自然体で
話すように心がけながら・・・
そして、蘭世の頭をやさしくポンポン、とたたく。
「だいじょうぶだよ、蘭世。おまえ、きっと今でもカルロの役に立っているよ」
「えっ」
蘭世はその言葉に意表をつかれたらしく、目を丸くしている。
「まっ 俺も難しいことはわかんないけどさ、世界に染まるな、っていうのは
蘭世は自分らしくしているのが一番いいって カルロはそう思っているからじゃないかな?」
「私らしく・・?」
「そう!で、その蘭世らしいところにカルロは惹かれてて、それを失いたくないんだよきっと。」
「ジョルジュ・・・」
蘭世は少し気恥ずかしくなって頬をピンクに染める。
ジョルジュはさらに続ける。
「それから役に立つ方法ってのはさ、厳しい言い方かも知れないけど、
どんな立場にあってもあるはずなんだ。」
「どんな、立場 でも・・・?」
「そう!」
明るくジョルジュは答えるが、蘭世の方は彼の言葉の意味が理解しきれず
少し困った顔をしている。
「よくわからない・・・」
「まぁ・・まずは自分のできることからやってみて、無理しないのが一番!」
”ね?”と問いかけるような表情でウインクをしてみせる。
「それと・・蘭世らしく、笑っているのが一番だよ・・なんてね ははは!」
そのジョルジュの言葉たちに、蘭世は自分の心の中に小さな光が灯ったような気がした。
ジョルジュを見上げたままの蘭世の顔がみるみる赤くなり、涙が浮かんでくる。
「ジョルジュ・・・なんかおとうさんみたい・・」
(がくっ)
ジョルジュはその蘭世の天然ぼけな台詞にこけてしまう。
「お、おとうさんねぇ・・・もっと色気のある言い方してくれよぉ〜」
「ごめぇん・・」
それでもなお蘭世は感動で泣きながら・・ジョルジュを見上げている。
その・・やけにいつもより3割り増しにかわいらしい泣き顔にジョルジュは大慌てだ。
「わーっ たのむっ もう泣かないでくれっ!笑って笑って!!」
(そんな顔で見られたら こっちの気が変になりそうだ・・・こんなに若くても人妻だぞ)
「えへへ・・・ごめんごめん」
蘭世は笑顔をつくって、再び虹へと視線を向ける。
「この虹、ずっと消えないのね。」
「うん、1週間くらいは消えないらしいよ」
「すごい!夜も?」
「もちろん。」「不思議〜!」
そして、大きな虹の風景をあとにし二人は人間界へと、戻っていった。
「今日はありがとう!」
二人は蘭世の部屋の上空へ戻ってきた。
蘭世が部屋へ降り立ったそのとき・・椅子から立ち上がる人影があった。
「ダーク!」
蘭世は満面の笑顔で彼へと抱きついていく。
その様子を見てジョルジュも彼女の部屋へ降り立った。
(ま、挨拶くらいしとかないとな・・蘭世の帰りを待ってたかな?)
蘭世はジョルジュの見ている前でカルロの両頬と唇へキスをする。
カルロも同じようにして・・それはきっと彼らのいつもの挨拶なんだろう。
ジョルジュの心にほんの少し・・・寂しいような 妬けるような・・・
チクッとしたものが心に残った。
「よっ 久しぶり!」「・・・やあ」
カルロの方は実に涼やかな微笑みをジョルジュに返してくる。
ジョルジュはカルロが魔界人になっていることを思い出した。
(俺の下心 少し見抜かれてるかもな・・・まっ、それでも余裕なんだろうけど)
ジョルジュはおどけて敬礼のまねをし、再び得意のウインクをする。
「仲良くやんなよ それじゃ!」
「またねー!!」
蘭世はカルロのそばでジョルジュに向かって大きく手を振る。
ジョルジュは死神の雲に飛び乗ると、一気に魔界へと飛び立った。
(あー 俺も早く素敵な嫁サンみつけよう!)
操る雲の上で、ジョルジュは大きく伸びをする。
気が付けば、夏ばてのだるい気分がスカッと抜けている。
(もっかい虹の上を飛んでから帰るかあ〜)
蘭世とのミニデート。
彼にとってもちょっとした夏のプレゼントとなったようだった。
終わり。
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2004/09/07:一部内容を追加しました。
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あとがき。
萌様の今回のリクエストはいくつか提示して下さったのですが、その中から
「蘭世ちゃん&ジョルジュ +カルロ様のお話」
を選ばせていただきました。
そう!蘭世ちゃん誕生日アンケートで惜しくも次席になった彼・・ジョルジュの
デートお話でございます。
Z氏出演の誕生日話をお読み下さった方はお気づきかも知れませんが、誕生日の
後日話のようなエピソードを入れてみました。
(でもZに比べてとてもあかるくさわやか〜になりましたね(笑))
萌様、素敵なリクエストをありがとうございました。
拙文ですが、カウントゲットの記念にどうぞお受け取り下さい。 悠里