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『PROMISE』:美波様 作



お前に初めてあったのはいつだろうか。
一緒にいるのが当たり前になりすぎて記憶があいまいになってしまった。
・・・そんなことを言うとお前は怒るだろうな。
「もう、何で覚えていてくれないのよ〜〜」などと言われそうだ。
そんな姿があっさり想像できる。
彼女が二人の記念日を忘れたりするはずがないのだから。

しかし、自分にとってはそんな初めて出逢った日の思い出よりも
今「お前と一緒にいる」ということのほうが大切なのだということだけは分かって欲しい。

過去がどうであれ今がよければ良い。
そう思って今まで生きてきた。
そしてこれが自分の信念であること。
それをお前にも理解して欲しい。

「そんなの出来ないよ〜〜」とお前は怒るだろうか。
それならそれで仕方ないのかもしれないな。
性別も、育ってきた環境も、まったく違う二人に「共通の理解を求めること」自体が無理なのかもしれない。
けれど・・・・これからはずっと二人で生きていくのだ。
二人ともお互いの考えに歩み寄る努力をしてかなければならない。

「な、蘭世」
昨日誓いの式を挙げて正式に夫婦となった彼女のあどけない寝顔を見てそっとつぶやいた。
(・・・愛している、誰よりも・・・)
「ん〜〜・・・人魚〜・・・」
彼女はなんとも意味の分からない寝言を言って、また深い眠りに落ちた。
その姿がいとおしくてたまらない。

それにしても一体いつからこんなに彼女を好きになってしまったのか。
・・・それも記憶があいまいではっきりとはわからない。
「いつの間にか好きになっていた」
それしかいいようがないのだ。
「いつのまにか」目で蘭世を追うようになっていて、「いつのまにか」彼女に恋をした。
そして、「いつのまにか」彼女なしでは生きていけないような気持ちになっていた。
蘭世はどうなのだろう。
はっきりと聞いたことはないが、彼女もまあ「いつのまにか」好きになっていてくれたようだ。
そこだけは二人とも似ていると思う。

特に「付き合おう」といったことはないが、いつの間にか二人は付き合っていて、お互いなくてはならない存在へと発展していた。
そして、結婚。
プロポーズは「結婚しよう」というシンプルかつあっさりしたものだったが、目に涙を浮かべて喜んでいた蘭世。
その姿を見て、ますます彼女を好きだと思った。
・・・・・愛している、と確信した。


「全身全霊をかけて蘭世を守る」
改めてそう思った。
蘭世の命を守るためなら自分の命など失っても構わない。
彼女がこの世の中にいなければ自分の生きる意味などない。

彼女が幸せそうに笑っている。
彼女の幸せそうな顔を見ること。
にっこり微笑みかけてくるその顔を見る事が、自分が生きていく全てである。


「う〜〜ん・・・おはよう・・・」
「なんだ、今頃目が覚めたのか?」
「いまごろ・・・ってまだ8時だよ!!!朝起きるのが早すぎるんだよ〜」
「そうか!?」
「そうだよ〜〜〜真壁君・・・じゃなくて「あなた」・・・」

「ぷっ」
思わず大笑いしてしまった。あなたと呼ぶのがそんなに恥ずかしかったのか蘭世は真っ赤な顔をしてそっぽを向いてしまった。

なぁ、カルロ。
あんたとした約束、覚えているか?
「蘭世を誰よりも幸せにする。きっと・・・」
お前としたその約束、俺はしっかり守れているだろうか。
蘭世を誰よりも幸せにしているだろうか?

「大丈夫だ、俊。お前はすでに誰よりもランゼを幸せにしている。」
俊の問いかけに私はそう答えた。ランゼは俊のそばで誰よりも幸せそうに笑っている。
彼女を笑顔にしているのが私でないことが悔しいが、俊にならその役を譲ってもいい。
だから。
俊。
ランゼがこの先もずっと笑っていられるように守って欲しい。
それが、私の願いだ。
期待している。

(わかったよ、カルロ)

俊の返事が私を安心させた。


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最後まで悩みました。
蘭世の「夫」を俊にするか、カルロにするか・・・
どっちとも分からないように(?)あえて「自分」と言わせていましたが、
俊が夫に決定した瞬間、一人称が「おれ」に変わってましたね(笑)
なんだかんだといって私は蘭世と俊がときめきのベストカップルだと思います。
カルロ様はそんな二人を温かく見守るイメージが強い。
今回はちょっぴりした出番がありませんでした、カルロ様。ごめんなさい(泣)

いつかランゼとカルロのラブストーリィ書けたら・・・・・・・いいなぁ・・・・・

                        美波

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悠里よりコメント:

嬉しいです!
まずは何よりも!前回に続いて再び掲載させて頂けて、本当にありがとうございました!
しかもこんなに早く書いていただけたなんて・・・幸せvv

ふふ、私も確かに最初は(蘭世ちゃんの旦那さんはどっち(カルロor俊)だろう〜!?)
てドキドキしました(^^)で、”俺”で気づきました(笑)
それもお話の醍醐味の一つよv

拙宅で蘭世ちゃんと真壁君の新婚第1日目の朝が読めるなんて!giftならでは
かもしれません!瓢箪から駒っ(笑)v
いえ、私だっていつかは書くぞぉ・・・(手に汗)

それにカルロ様と真壁君のテレパシー会話(!?)。
蘭世ちゃんには勿論ですが、真壁君にとってもカルロ様が特別な存在なんだな、
というのがやけに嬉しかったです・・・共感vv

ちょうど私の妹も先日新婚旅行から帰ってきたばかりでして。
末永く仲良くして欲しいと心から思う次第ですv
そう、蘭世と俊みたいに、ねっ♪

美波様のカルロ様に対する愛情も伝わってくる今回でした〜。

>いつかランゼとカルロのラブストーリィ書けたら・・・・・・・いいなぁ・・・・・
あらっv
(^ー^)
どちらのお話でも、また他のときめきキャラでも!
お待ちしています♪どうぞこれからもよろしくお願いいたします〜m(_ _)m 悠里 拝

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