「本当の気持ち」(カルロ×蘭世 パラレルカプ):美波様 作


本当の気持ち


ねぇ
貴方は私の事をどう思っているの?
いまさら恥ずかしくて聞けないけれど。
私が貴方を好きなくらい貴方は私を好きでいてくれる?
それとも、私が貴方を好きな気持ち以上に貴方は私を好きでいてくれる?

聞いてみたいけれど。
聞けないの。

なんでだろう。
急に時々不安になるの。



『貴方はどうして私を好きでいてくれるんだろう』
そんな考えが頭の中を支配して離れなくなる。



だって。
「知的な男性」で
「大人の品位」があって
「少し寂しげな笑顔」がとっても素敵な貴方。


そんな貴方に似合うのは「大人の女性」じゃないのかしらと思ってしまう。


わたしみたいな
「ドジ」で
「おっちょこちょい」で
それでも「決してめげない」ことだけが自慢の女の子なんて
きっと貴方には似合わないわ。






私ね
貴方が『好きだよ』って言ってくれたとき、本当に嬉しかった。
だって
貴方は私の憧れの人だったんだもん。


ずっとずっと大好きで。
私の事をほんの少しでいいから「気に留めて欲しい」って思ってた。

『好き』だなんていってくれなくてもいいから。
貴方のその瞳の本の片隅に私を写していてくれたらそれでイイ。


そう思っていたの。


でも
貴方は私が『好き』だと言ってくれた。
その言葉を聴いて私は
『すっごく嬉しい』と言ったけれど。


本当は心臓が止まってしまうかと思ったのよ。


貴方は知らないでしょう??


ねぇ
私は貴方にとってどんな存在なの?

生涯一緒にいたいと思ってもらえる存在なのかな?

今は怖くて聞けない。
でも
私きっと「イイ女」になるから。

お化粧を覚えたり
たくさん勉強をしていっぱい知識を身に付けて
貴方が着ているような「品のある洋服」の似合う女性になる。

そうしたら
貴方の「本当の気持ち」
堂々と聞けると思う。

その時は包み隠さず私に教えてね。
「本当の気持ち」

私を思う貴方の気持ち。


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<<美波様コメント>>

「貴方は私の事を本当に好きなの」
「私が貴方を好きなのと同じくらい、それとも私の気持ち以上に貴方は私のことが好きなの?」

そんな恋する女の子の気持ち、描いてみた(つもり)です



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カルロ様×蘭世ちゃん でSSを頂きました。
ありがとうございました!
こんなふうに蘭世ちゃんがカルロ様を選んでくれたらいいのになぁって
カル蘭好きの私は思うのです♪
                      悠里

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