『好き。』


・・・私の好きなもの。

仕事でいない彼の帰宅を待ちわびながらも

おだやかに過ごす日々が好き。

私の心は欠けた三日月のよう。

それでも精一杯明るく空を照らすわ。


帰ってきた彼を出迎える瞬間が好き。

駆け寄る私を抱きとめてくれる力強い腕。

優しい碧翠の瞳が好き。

その瞳を伏せたときのあなたの表情も好き。

長い睫毛に私はどきどきしてしまうの。

日差しに融ける金色の髪も大好き。


お揃いのバスローブを着ているあなたが好き。

私を待っているときはいつも本を読んでいるのね。

あなたの声が好き。

胸の内を語るあなたの声は水面にさざ波をたてる風のよう。

そして、私の名前を呼ぶわ。


「ランゼ・・・」


胸がきゅうんって、音をたてる。

私を射抜くあなたの視線が好き。

それはとても胸がせつなくて痛くなるけれど

とても幸せな瞬間。


あなたの腕の中が好き。

あなたとふれあうとき あなたの香りに包まれるのが好き。

どこにいてもその香りはあなたを思い出させてくれるから。

あなたとのキスが好き。

あなたと溶け合う瞬間が好き。

そして、あなたの腕の中で眠るひとときが一番好きよ。



いつも、どんなときも、あなたのことを想っているわ。

こんな気持ちを、ありがとう。ダーク・・・。













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っかぁ〜 はずかし〜///////




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